1話を見て驚いたのは、ゆとりが半年前に初めてラーメンを食べたというちょっとあり得ない女性だったという事でした。日本人なら大概の人は少なくとも一度くらいは食べたことがあるものだと思うので驚きましたが、それで大好きになってしまう気持ちは分かる気がしました。

最初に汐見ゆとりが才能を見せるシーンが気に入りました。平凡なラーメンにベーコンと玉ねぎを加える方法は理にかなっているのです。どちらもうま味成分を含んでいてナポリタンにも使われます。次回も彼女の素質に驚く芹沢達美の顔を見るのが楽しみです。

経営面で力をつけているラーメン職人・芹沢達美が、新入社員の汐見ゆとりにライバル心を燃やすシーンが特に面白かったです。ゆとりが意味不明な言葉でラーメン店や味を批評する裏には、彼女のラーメンに対する思いが込められており、ほんの少しで本質を見抜く力は本当にすごいと思いました。

店を繁盛させるテクニックに驚きました。芹沢は傾いた店の掃除やメニューをしぼることで行列を作ることに成功しました。味はほとんど変わらないのに店を生まれ変わらせるのは凄いと思います。グルメだけにとどまらない面白さがありました。

鈴木京香さんには興味がありましたが、見る前はそんなに期待していませんでしたが、見てみると、とても面白いと思いました。このドラマを見ると、ラーメン作りのアイディアを真似したくなり、ラーメンが食べたくなると思いました。

正直ストーリー展開には難があると思いましたが、面白く仕上がっていると思います。そして、やはりなんといっても汐見の活躍が著しいと思いました。ラーメンを初めて食べてから、そんなに時間が経っていないのに天才的というのは良い感じだと思いました。

このドラマ、意外な伏兵、ダークホースです。全く期待していませんでしたが面白いです。テンポがいいです。鈴木京香もいい。黒島結菜もいい。主にこの二人がいいけど、杉本哲太もいい。これからも継続視聴決定です。

『行列の女神～らーめん才遊記～』の第1話は、ダブル主人公の性格と会話がコミカルで面白かったです。1人目の主人公は、ラーメン業界の有名人・芹沢達美(鈴木京香)です。2人目の主人公は、第二新卒の汐見ゆとり(黒島結菜)です。汐見は芹沢の会社・清流企画の求人に応募します。社長として大人の態度を見せる芹沢と、恐いもの知らずの汐見が、ことあるごとにぶつかり合うのが面白かったです。汐見は自分の思いこみだけでつき進む癖があります。芹沢のラーメンをもっと美味しくできると言って周囲をドン引きさせたり、採用も決まっていないのに仕事を引き受けたり、とにかく天真爛漫です。そんな汐見に否応なくふり回される芹沢が面白かったです。店の立て直しという主題は経済的なものですが、話そのものはとても笑いが多くてわかりやすいです。今後も芹沢と汐見のかみ合わない会話が楽しみです。

『行列の女神～らーめん才遊記～』は、出てくるラーメンがとても美味しそうなドラマでした。第1話では、コンサル会社を経営する芹沢達美(鈴木京香)がさまざまなラーメンを披露します。最初に出てくる限定ラーメンも、後半に出てくる野菜の具が乗ったラーメンも、どちらもとても美味しそうでした。ラーメンのアップがきれいに撮影されているので、放送時間が夜なのについついラーメンを食べたくなってしまいます。ドラマの舞台となる「清流企画」という会社には、試作をするための調理場が設置されています。新人の汐見ゆとり(黒島結菜)が調理場でラーメンを作る場面もとても美味しそうでした。汐見が選んだ素材はスーパーでも買える気軽なものなのに、試食した人たちが美味しそうに食べているのが意外でした。週はじめから飯テロドラマ、今後もどんなラーメンが登場するのかに期待しています。