今回は真伽田の大ファンである週刊グローリーで連載を持つ新人漫画家の森秋の行動が怖かったです。呉井が伊藤ちゃんに真伽田の家の住所が書かれた荷物(？)を出しておくよう指示したのですが、誰もその場にいなくなるとそれをスマホで撮影し、本当に嬉しそうに画像を眺め不気味に笑う姿が不気味でした。

編集者の仕事をしている呉井が、編集長の橋爪が考えた合作企画に参加すると危ない事になるのが見え見えなのにのってしまう行動にはビックリしましたが、危ない世界の住人である岸本が呉井をヤバイ人物と楽しむように、呉井が何でもできてしまうと考える一番ヤバイ心理を持った人間なのかもしれないと感じました。

呉井と言う人物像が見えてきました。ただのチャラ男だけではなく、平気で嘘をつく人たらしの様です。近い内に痛い目にあうでしょう。今は何とか乗りきっていると呉井は思っている様ですが、ファン投票の数字も下がって来て追い詰められて行く姿を想像してしまいます。

真加田の預金通帳の額を見て喜んだが、手を出せば疑われる事間違いなしの状況で、呉井の助っ人？岸本は、アホっぽいのに理路整然と怪しまれない様な計画を立て、悪知恵だけは働くのだと感心しました。30億を三当分だと影武者のフリーターは怖い思いをしたのに、お駄賃程度しかもらえないのでしょうか？

昔から聡市が嘘をつくのをなんとも思わないのがビックリしました。お金を全部馬券で無くなったのが面白くてよかったです。聡市と寺師がミリオンジョーを読んで盛り上がっているのが面白くてよかったです。新キャラに聡市がイマイチだったのが笑えてよかったです。

呉井聡市さん(北山宏光)、｢ミリオンジョー｣の作者真加田恒夫さん(三浦誠己)の意志を継いで、生きた作品を読者に届けたいという思いで、ゴーストライターをやっていると思って、観ているんですけど。呉井さんの落ち着きと焦り、人物不信と信頼寄り、その対比において、明るすぎるような。 思うに、真加田さんが言ってた、｢(漫画家は)正気じゃないくらいがちょうどいいよ｣というのは、呉井さんにとって危険な事。漫画｢ファンタジス太｣の作者・小川アヤカさんが、真加田さん亡き後の｢ミリオンジョー｣について、｢なんかしっくりこない｣と言っていた事を思い出さないようにしてもらいたいです。呉井さんが、正気を失って、真加田さんの正気でない様と同化し、漫画のネーム(コマ割り、コマごとの構図、台詞、キャラクター配置などを大まかにしるすこと)の作成をするのは、どうでしょう!?。真加田さんの無念に涙し、ミニマムでやめてほしい。

編集部を中心に何となく変に思われているものの呉井は「ミリオンジョー」の連載に取り掛かります。前回の怪しい雰囲気や緊迫感が今回はかなり薄れていました。ドラマ内でのセリフでありましたが順調すぎるて違和感があります。そうでないことは様々な状況から分かっていることですので次は問題山積となるでしょう。ちょっとした息抜きの回の印象でした。