遂に、奈央は恋に足が踏み出せない加南と悠里に爆弾を落としたようだ。奈央はこの家と恋愛を天秤にかけるのはダメだと言う。シェアハウスを恋愛できない逃げ場にするのは許せないという奈央の言い分は鋭い。この家がカセになって恋愛を進められないのは絶対に違う、いつでも脱出できるのが、男との間にはない、この家の一番の売りだと言う。それでも、加南が、年下の石原との結婚に踏み出せないは、自分が離婚したことが、自分勝手に思えて子供も傷付けたと後悔しているようだが、石原はお互いが自分勝手に許し合えばいいとまで言ってくれているのに踏み出せないのが、奈央には理解できないようだ。一方で鹿谷に、なにかあると3人で手をつないでトイレに行く中学生のようといわれたが、加南が、男には女は面倒な物と理解できない、3人で共感できるなら男とは何と言う問いかけは当たっている。女と共感し合えることが、男には理解し合えない壁があるようだ。

一見、新しい恋の進展かと思いきや男女間の価値観の違いが描かれたエピソードという感じでした。しかし、鹿谷は慰めているのに悠里に気持ち悪いと言い放つのはちょっと空気が読めていないような感じがちょっと笑ってしまいました。

確かに不倫するのはアウトだと思うけどやってしまったなら人間は逃げに入るのかなと思いました。お笑い芸人もあれだけ図太いと思われていた人も自粛生活を余儀なくする世の中ですから。気持ちわからなくなないです。

悠里の不倫相手と出会い、鹿谷が悠里の相談を受けキスをする展開になり翻弄された。そして加奈も石原からプロポーズを受け、シェハウスの生活の居心地が良い環境が、二人の恋の邪魔になっているようだった。そんな二人に奈央がシェハウスを解散と提案したことで行方が気になった。

お互い大人だし、悩んだ時は相談するけどそこまで依存しているとは思ってなかったです。でも悠里も加奈も奈央も、どこかでここに居場所があるから他をすぐ探さなくても大丈夫という甘えがでてきてしまったのかなと感じました。居心地がいくら良くてもその環境が変わらない保証はないし、シェアハウスの居心地の良さを言い訳に恋愛に臆病になるくらいなら解散という選択を真剣に考えるのもありかなと思いました。

石原君が難民キャンプの人たちを助けたいと言っていて、加奈さんは理解してくれていてだから好きなんだと言ってくれていましたが加奈さんは良いと言ってくれていたのは本心ではなさそうな気がしていました。まさかのシェアハウス解散の方になってしまっていて寂しくなりました。

最後の最後に、「地獄のガールフレンド」というタイトルの意味が分かったような気がしました。恋愛相手より、女の友情の方が信じられる。でも、それじゃ恋愛はできない。なんかすごく共感できる作品だったと思います。

鹿谷君の告白に戸惑ってしまった悠里ちゃんが元カレに会った後に鹿谷君に遭遇していたとは思わなかったです。悠里ちゃんにとって大恋愛だったのに鹿谷君によって自分の気持ちが苦しくなってしまっているのはよくわかりました。鹿谷君の良い方もキツイです。

不倫相手との遭遇で落ち込んでいた悠里を励ましてくれた鹿谷。でもシェアハウスの３人の関係が気持ち悪いってどういうこと？、帰ってさっそくまた女子トークになっていましたが、お題になっていた「男女の価値観の違い」はどこまでも話が尽きない話題ですよね。カナも石原が二人ほど自分を分かってくれてないと漏らしてましたが、一緒に住んでいて普段を知っていたり、本音で話しているからだと思います。